今回は5月の「Bar Alegreセレクト」の選定をしてくださる小嶋修さんにお話を伺った。
“和=茶室”と”洋=Speakeasy”のコンセプトの二つの空間を持つ素敵な空間”Bar Alegre”
HBA 一般財団法人 日本ホテルバーメンズ協会 中四国支部長を勤めながら、バーについて専門学校の講師も務める”小嶋 修さん”に選定していただきました。
— 入り口がまず特徴的ですよね!
お店についてコンセプトなど教えていただいてもよろしいでしょうか?
小嶋 お店が茶室のような低い入口で、入るときにどんな人でも頭を低くして入らなければいけなくて、
“身分や肩書きを気にせずフラットで陽気にお酒を美味しく楽しんでもらえる”っていうのがコンセプトで、お店の”Alegre”もスペイン語で陽気という意味なのでお店の名前も決めました。
また、茶室のような空間で良質なお酒と日本の文化や地元の食材を用いたカクテルなどもゆっくりと楽しんで頂けます。
— 私も内装でまずワクワクしましたし、素敵なお酒で陽気になりますよね!
2つの空間を作ったワケを教えてください。
小嶋 以前、海外に行って数日が経った時日本食をとても食べたくなったんです。
その経験があったので、実際に海外の方にもヒアリングしてみて、海外の方も長い間日本にいると、自分の故郷のようなバーが恋しくなって行きたいという意見が多かったんです。
2つ店舗が最初の店舗が”和”の茶室をモチーフとしているので、2019年にSpeakeasyで”洋”をモチーフとした店舗をオープンしました。
— やはりどの国の人も故郷の味が恋しくなるんですね!
お店にはやはり海外の観光客の方が多く来られますか?
小嶋 コロナになる前は海外からの観光客の方が多く、翌日の観光に備えて早めの19時から22時ぐらいの時間にご来店いただいておりました。そのあとに日本人の方が2次会ぐらいの感じで盛り上がるような良いサイクルが出来ていて、オープンからクローズまでとても盛り上がったりしていました!
今は状況が状況なのでなかなか難しい状況ですが、、
— 地元と海外からの観光客の方が交わるのはとても素敵なサイクルですね!
でも、コロナの影響で海外からの旅行者はやはり減ってしまいましたよね?
小嶋 そうなんです。
コロナ前は良いサイクルによってお客さんで賑わっていて、お客様が来てくださる事が当たり前のように思っていました、どこのバーも同じですがコロナ禍になってどうしても足を運びづらい状況になりお客様が少なくなってしまいました。
それでもこういう状況でも来てくださるお客様に特にありがたさを身に染みて痛感しました。
運営していく上で当たり前の事で、恥ずかしい話かもしれないですけど、お客様とのコミュニケーションに時間を使うことなど色々な意味で初心に戻れたと思います。
コロナ渦でのお店を忘れてもらわないような取り組み
小嶋 茶室のような空間で日本の文化と地元の食材を用いて楽しんで貰っています。
お店に来れない状況の時は、地元の知り合いのレモン農家さんに連絡して、実際に自分で手摘みでレモンを収穫し、自家製の広島県産レモンシロップを作って、瓶にレシピも書いたりして子供から大人まで色々な方に楽しんで頂く為に、お客様の家の近くまで届けに行ったりしていました。その結果足を運んでくださった方もいらしました。まずはBar Alegreという店を忘れられないようにする事を心がけました。
また、海外に行くことができないので日本の良さを更に知っていただく機会だと思うのでカクテルを通じてお茶や食材などを日本の食材魅力の発信を心がけています。
— 地元の食材や名産品を楽しめるのは、海外だけではなく日本の観光客にとっても面白いですよね!
ちなみに、小嶋さん自身としては今後どのような活動をしていきたいですか?
小嶋 今後はノンアルコールカクテル専門のバーをやりたいなと思っています!
専門学校でバーについての講師もしているのですが、ノンアルコール専門ですが、オーセンティックなバーとして営業することで、普段は飲まないような方などにも幅広く、普段は体験できない大人の雰囲気を楽しんでもらいたいと思っています。
バーに対する敷居が高いイメージをもっと馴染みやすいものにしたいですね。
— 普段飲まない人が触れられる間口を増やすのはとても良いですよね!
ちなみに若い人たちもバーに多く来られるのですか?
小嶋 そうですね!
最近はアルコール離れが進んでいく一方で若い方でも、SNSなどで見た気になるカクテルの画面を提示してご注文される方も多くなりました。
こういうカクテルに興味を持って頂ける若い方が増えてくれと嬉しいので、その一つの取り組みとしても、あえてノンアルコールのカクテルに力を入れることで、今までお酒に触れてこなかった方たちに体験していただけるような、そういったお店を開きたいと思っています!
— 今回はどのような選定のテーマでしょうか?
小嶋 今回は普段から飲めるウイスキーからちょっとした自分へのご褒美へのイメージで選定させていただきました。
あとはウイスキーを飲み始めて間もない方にもおすすめの5種類にしています。
1.ベンリアック10年
2.ブレットバーボン
3.グレンドロナック12年
4.デュワーズ15年
5.バスカー
— ゲストバーテンダーイベントも面白そうですよね!
小嶋 定期的に東京や岡山や愛媛などと言った日本各地の魅力的で有名なバーテンダーさんをゲストに招き、最高の一杯を提供するイベントで”Bar Alegre” を陽気に盛り上げて行きますので、皆様こちらもよろしくお願いいたします。
どんな人でもフラットに、陽気で純粋に素敵な一杯が楽しめる”Bar Alegre”
“和”と”洋”の二つの空間を楽しむことができ、ありのままの自分になって、純粋にお酒を楽しむ事が出来ます。
広島に足を運んだ際には是非、一度訪れてみては如何でしょうか。
Bar Alegre 小嶋 修さん
〒730-0033
広島県広島市中区堀川町1-32 コニービル3F
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小嶋さんが選定する5月「Bar Alegreセレクト」は2022年4月30日までのご購入でお楽しみいただけます。